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web拍手用お題 その2 「1日美容師」 「こんな感じもカワイイと思いますわ。」 「うう〜ん、そうかなあ。」 カガリとラクスが、雑誌をパラパラと見ている。 「前髪を少し流して、ここをこんなふうに、サイドを少しこうして後は…。」 「うう〜ん…。」 カガリを鏡の前に座らせて、ラクスはその髪を色々とアレンジしてみる。 もともと綺麗な金髪に加えて色白なカガリの顔は、髪型を替えるだけで随分と違って見える。 ラクスはその変化を楽しんでいたが、 「でも…。」 と言って、パラリとその髪を元に戻した。 「やっぱりカガリさんは、そのままが1番素敵だと思いますわ。」 そう言ってニッコリと微笑んだ。 「え?」 「アスランも、゛そのまま゛のカガリさんがお好きなのでしょうから…。」 「は?いや、あの、ラクス…?」 カガリはラクスの言葉にモジモジと赤くなっていく。 「後で私が怒られてしまいそうですし…。」 そう言って、ラクスは極上の笑みを浮かべる。 「あの、ラクス、だから…。」 益々赤くなっていくカガリの側で、揺れるラクスの桃色の髪からは何だかとてもいい匂いがして…。 キラもこの匂いには、きっと弱いに違いない。 …鏡の中のラクスを見ながら、カガリはそう思った。 (配布元/「ラスト」管理人ヨシノ様 http://www.geocities.jp/sino7110/top.htm) |
web拍手用お題 その3 「おそろいが増えてゆく」 アスランの部屋で。 「なあ、アスランこの部屋…このところ、ペアものが随分と増えてないか…?」 「そう言えば、そうかな…。」 「マグカップに食器にスリッパに歯ブラシにパジャマに他色々…って、こんなに買ったっけ?」 「…全部カガリが買ったんじゃないのか?」 「……多分…そう…かも。」 「まあ俺は別に構わないけど。」 カガリは我ながら可笑しくなる。 「あ、そうだ。」 とアスランは思い出したように言った。 「もう一つ、実は゛お揃い゛があるんだけど…。」 「え?」 「ここに…。」 そう言って、アスランはカガリの背中をツツっとなぞりながら 「俺と同じところに、ホクロがね…。」 「……アスラン…それは…。」 カガリは顔を朱に染めながら言う。 「…゛お揃い゛って言うのか…?」 そんなカガリの期待通りの反応を見て、アスランは嬉しそうに笑う。 (配布元/「ラスト」管理人ヨシノ様 http://www.geocities.jp/sino7110/top.htm) |